京都・裏寺 メシと酒「百練」

第272回 マイケル・フランクス編

素敵な歌はジャンルを超えてやってきます。

Antonio’s Songという歌をマイケル・フランクスが歌っていました。スリーピングジプシーというアルバムの中の歌でした。その頃はわからなかったけどアントニオ・カルロス・ジョビンのことを歌っていたと知ったのはずいぶん後にFMでディスクジョッキーが話していたからです。

きのう百練の若いスタッフに「モヤシはなんでモヤシていうか知ってるか」という問いを投げかけ「ネットで調べないで考えてきなさい」と言っていた私がマイケル・フランクスのことをネットで調べてしまいました。情けないと思いもう見るのをやめました。

私の場合はマイケル・フランクスを初めて知ったのは「THE ART OF TEA」というモノクロのアルバムでした。LPの一曲目で「フエーかっこええー」となりました。ラリー・カールトンのギターにもしびれました。十代の頃です。

裏寺とマイケル・フランクスは対極のようで実はとてもよく馴染むんです。キャロル・キングもジャクソン・ブラウンも馴染みます。なんでもいいんです。素敵な歌はジャンルを超えてやってきます。

さあ今夜の裏寺・百練はマイケル・フランクス、「THE ART OF SAKE」です。明日から5月です。カマンベール。2015/4/30

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