第262回 荒木一郎編
2015年2月19日(木)18:00より
僕には手が届かない世界の空気がスッと漂うようです。
今夜の百練で何をかけようかと思いながらお昼にタワーレコードに向かって歩いていると裏寺で新京極の先輩と偶然会いました。どこへ行くのと聞かれ「タワーレコードで今夜のレコード探しに行きますねん」と言うと「僕も大上留利子のレコードが届いたんでタワレコ行きますねん」ということで50代後半二人が一緒にエレベーターに乗りました。
そしてその先輩を見ていて「あ、荒木一郎がいいか」と思いました。それを伝えると先輩は荒木一郎のCD持ってるからあとで百練に届けておくよと言って映画館を目指して去っていきました。
“街はコカコーラ ふるさとは売られていた 俺はプレイボーイ 墨で消され売られてゆく”これは荒木一郎の“ジャニスを聴きながら”の出だしです。
“真っ赤なドレスを君に 作ってあげたい君に”の“いとしのマックス”も、あのルックスと声と雰囲気の荒木一郎が歌えば、僕には手が届かない世界の空気がスッと漂うようです。
そして“今夜は踊ろう”というタイトルだけでやられる歌もあります。
さあ、今宵の裏寺・百練の恒例・聞いて語る祭は荒木一郎。カマンベール。2015/2/19