第126回 マーティン・デニー編
2012年6月14日(木)18:00より
南国の楽園であります。
本当は今夜、中島みゆきを予定していましたがこの天気であります。事情は変わりました。マーティン・デニーになりました。南国の楽園であります。
最近タワーレコードなんかに行くとCDが無茶苦茶な値段で売られていて唖然とします。例えばオーティス・レディング6枚組1000円です。ビル・エヴァンスも3枚組が5枚組で1000円でした。安いことになんだかガックリしました。どうにも不安定な感じになりました。安く買えることは嬉しいことだけれど安く売られていることが嫌な感じでした。
ゆうべバーでスコッチウイスキーのラベルを見ていて昔よりもどんどんつまらなくなり色気もなくなってきている理由を発見した。それはレタリングをしていたころは文字の小ささや印刷の技術に限界があった。今はそれが無限に出来る。というか簡単に出来る。それによってカッコいいモドキがすぐに誰にでも出来る。その匂いが漂っているから見たくなくなってきているのかも知れない。でも今夜マーティン・デニーだけでいけるのか疑問なので吉田拓郎もアルバート・キングもスタンバッといてもらいます。それにしてもマイルス・デイビス5枚組1000円はあかんやろ。こないだ「男一匹ガキ大将」の電子版は一冊450円もしよったんやで。計算もバランスもあわへんやん。もうこうなったら今夜もカチャーシーでいったりますか。それでもカマンベールであります。
けれども百練は何でもありである。そしていつも宴の後半はカチャーシーな状態になっている。先日の東華菜館でもそうなっていました。四条大橋を歩く人達がみんな見上げていたそうです。そんなこともあって今宵はグッとくるニーナ・シモン。アイラビュー、ポギーです。最高の歌声、最高の感度、すべての色が変化するあの歌です。さあもう六月も七日です。チョットやりましょう。あー、カマンベール。