第51回 アース・ウィンド&ファイアー編
2010年11月4日(木)18:00より
競演ではなく狂宴。
「灼熱の狂宴」というタイトルの真っ白のジャケットの二枚組のライブアルバムが昔ありました。競演ではなく狂宴。まだ二十歳にもなっていなかった俺はしびれました。狂う宴。原題はGratitude、なぜ狂宴なのか意味不明。しかし今もそのしびれによってこんな風になっておる次第です。あー、というしかない。今週いや今宵の百練恒例聞いて語る祭は、アース・ウインド&ファイアーです。それにしてもこのライブアルバムは凄かった。フィリップ・ベイリーの声には驚きました。そういえば70年代後半に京都の府立体育館にこの人らやってきました。アース・ウインド&ファイアーのコンサートがありました。俺は行ってたけど宇宙のファンタジーとかセプテンバーとかにしらけていました。たぶん知ったかぶりをしていたんでしょう。大ヒット曲よりもライブアルバムに入っていたイントロダクションの長い、大地を揺るがすようなリズムの曲にしびれていたんでしょう。まあでも百練の音響設備は所詮CDウォークマンと天吊りのスピーカー二つだけ。求め合うのは時代の空気漂うヒット曲。ゲッタウェイです。宇宙のファンタジーです。セプテンバーです。レッツグルーブです。さあ11月です。我々の好きな師走が近づいてきました。もうすぐクリスマス。もうすぐお正月。さあ、今宵アース・ウインド&ファイアー。カムイ伝です。あー小六さん。