第162回 マリーナ・ショウ編
2013年3月7日(木)18:00より
音楽にはほんとにやられます。
“Who is this bitch,anyway.”というマリーナ・ショウのアルバムがあります。モノクロの写真、チョット醒めた視線でアフロヘアーの彼女がこちらを見ている。そしてアルバムのタイトルがこれです。ほんであんた誰なん、みたいな感じなんでしょうか。このアルバムを昔買った時に渋い目の曲から始まるのかと思っていたら飲み屋かパブみたいなとこで男と女がずっとただ飲んで話しているだけなのでなんだか感動したのを憶えています。ちょっとしたことであーだこーだとココロが動きます。特にこのアルバムは随分やられました。歌はすぐに我々を引き込んで離さなくなります。しかもジャケットの写真だけでノックアウトでした。ギターもあの頃のチョットメロウな感じなので今日は百練の固いステーキで飲もうかと思っています。”Loving You Was Like A Party”という曲も洒落てるけどなんといっても最後の”Rose Marie(Mon Cherie)”にはやられるでしょう。
今回はなぜかチョット語りすぎています。これはきっと懐かしいジャケットを目の前にしているからでしょう。音楽にはほんとにやられます。このあいだ親父がステージで歌っていました。ハワイアンのスタンダードなナンバー。約400人ぐらいの人が親父の枯れたハワイアンを聞いて何を思っていたのでしょうか。俺は思わずホールのウェイターの人にウイスキーを何度も頼んでしまいました。音楽にはほんとにやられます。さあ、今宵の百練聞いて語る祭はマリーナ・ショウ。ジャケットをコピーして貼りたい気分です。あーもう春なんでしょうか。カマンベール。