第154回 有線大リクエスト祭編
2012年12月27日(木)18:00より
お付き合いいただいて本当にありがとうございます。
いよいよ今年最後の木曜日になりました。お付き合いいただいて本当にありがとうございます。そして今年最後の祭は昭和歌謡曲大リクエスト大会です。このあいだ中の島ブルースのことを書きました。
「京都には中書島はあるが中の島はない。」
初めて中の島ブルースを聞いたとき、俺は中之島がどこにあるのか知らなかった。 当時、お茶の間の中心にあったテレビからは歌謡曲が大人の耳にも子供の耳にもまんべんなく入ってきていたので子供でも青江三奈の伊勢佐木町ブルースを口ずさめた。
その当時なんとかのブルースという歌が多かった。そして伊勢佐木町ブルースや柳ヶ瀬ブルースや和歌山ブルースなど地名とブルースが絡む歌も多かった。 まだ子供だった俺はブルースというのはハスキーな声で歌う歌のことだと思っていたら内山田洋とクールファイブの前川清が張りのある声で中の島ブルースを歌った。しかも札幌から博多まで出てくる中の島てなんだと思った。
港町ブルースで全国の港町や岬を覚えた俺としては中之島という地名がくさびのように子供の俺に打ち込まれた。そして歌謡曲から国算社理と大人の秘密を学んだ子供は今、壮年期の大人になって今夜もまたスナックで水原弘や黒木憲ばりにあの頃の歌謡曲を歌っている。歌うのは赤と黒のブルース。今聞いてしびれるのは三沢あけみとマヒナスターズの島のブルースだ。 そしてこれはなにを書くべき文章だったんだろう。あー、というしかない。 バッキー・イノウエ
ということで今宵は有線大リクエスト祭です。カマンベール。