第177回 ジョルジ・ベン編
2013年6月20日(木)18:00より
肉も魚も野菜も裏寺ブラジル、ジョルジ・ベン。
こんにちは、百練広報室のバッキー・イノウエです。こうして皆様にメールを送らせていただくことが出来てたいへん有り難く思っています。そしていつもミュージシャンを決めてメールをさせてもらうのは当日にしています。すみません。
でもその方がその日の感じや湿度やなんらかの要素を含めて共有出来るような気がして、そうしています。
今日の百練恒例聞いて語る祭は、ジョルジ・ベンです。ブラジルのロックスターといってもいいと思います。「マシュ・ケ・ナーダ」で「タジ・マハール」で、もう裏寺は『アフリカ・ブラジル』です。ブラジルもイタリアもさすがに強かったけれど裏寺には裏寺の強さがあるんです。
このあいだダンチューという雑誌にこんなことを書きました。
“好きなことがある。それは初夏から夏の終わりにかけての、日が長い頃の宵の口に飲む酒だ。酒が好きなのではない。まだ外も明るい宵の口に暖簾をくぐって飲むことが好きなのだ。もちろんそれが好きなのは俺だけではないだろう。それを愛する人は多いはずだ。酒を飲む時間、酒を飲ませてもらえる場、これでいいのかという迷いのある自分、この黄金の三点セットが揃いやすいのが宵の口のそれである。”と、書いた。ずっと同じようなことを書いている俺に呆れる。
さあ今宵はブラジル。裏寺ブラジル。ジョルジ・ベン。肉も魚も野菜も裏寺ブラジル、ジョルジ・ベン。それでいいと思う。カマンベール。