第249回 中島みゆき編
2014年11月13日(木)18:00より
当時十代の油まみれの若者は
本能的に中島みゆきをおそれていた。
「今はこんなに悲しくて涙も枯れ果てて もう二度と笑顔にはなれそうもないけど」
みなさんこんにちは、これは中島みゆきの初期の大ヒット作「時代」です。
「めぐるめぐるよ時代は巡る 別れと出会いをくり返し」
を聞いた当時の十代の若者は妙に反発しました。
「そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ」に反発しました。
あの頃、中島みゆきがこわかった。中島みゆきのレコードを持ってる人もこわかった。当時十代の油まみれの若者は本能的に中島みゆきをおそれていた。そして数十年経って、つま恋の吉田拓郎のコンサートに白いブラウスにジーンズ姿の中島みゆきが現れて「永遠の嘘をついてくれ」を吉田拓郎と歌った。
その場面もその歌もしびれたけれど、やはり中島みゆき的なるものはこわかった。コンサートで拓郎もそんなことをいってたような気もする。
そんなことよりも今夜の裏寺・百練です。コッペあります。ホヤの塩辛あります。蒸しアギあります。そして今夜は中島みゆきです。あー。カマンベール。2014/11/13