第284回 南佳孝編
2015年7月23日(木)18:00より
その世界の魅力に十代の男はフラフラになりました。
「摩天楼のヒロイン」というアルバムがありました。そのアルバムを知ったのは10代後半でしたが「かっこええタイトルやなあ」と思った記憶があります。それは1973年に発売された南佳孝のデビューアルバムでした。
私はその次のアルバム「サウス・オブ・ザ・ボーダー」で南佳孝を初めて知ってそのレコードに針を落としてその世界の魅力に十代の男はフラフラになりました。夏の夕暮れでした。
その夏から40年近く経ってこうしてそのレコードのことを案内できるなんてシアワセなことだと思います。
そして今日は京都・都雅都雅で南佳孝さんがライブをされます。デビューアルバムの曲順のままのライブ構成らしいです。それだけではもったいないなあと思っていたらアラカルトな曲で構成する二部構成のようです。
「摩天楼のヒロイン」「夜霧のハイウェイ」「夏の女優」「プールサイド」「日付変更線」「夜間飛行」「スコッチ&レイン」「昼下がりのテーブル」「二人のスローダンス」「スローなブギにしてくれ」曲名だけでフラフラになります。
さあそれでも裏寺は裏寺のままです。さあ今夜も能勢ソーダをきっちり冷やしておきます。スコッチ&レインです。カマンベール。2015/7/23